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鍼灸師という資格

安心してください!治しますよ!

福岡の環寿堂からだの郷鍼灸院、小野です。

昨日、今日はあん摩マッサージ師、はり師、きゅう師の国家試験が行われました。

国家試験は落ちることなど全く考えていなかったためあまり緊張しませんでしたが、

先生の方が緊張して気が気ではないようですね。

さて、資格によって経営できる治療院が変わりますが患者様にとっては違いがわからない場合が多いです。

鍼灸院、整骨院、整体院、マッサージ院、このあたりを混同されているパターンが多いです。

まず、私も持っている鍼灸について。

これははり師、きゅう師という2種類の資格を持っています。同時に受験をするため鍼灸師とまとめられることが多いですが、実際には別の資格です。

国が認定した学校で単位を取得し、卒業することで受験資格が得られます。

その後、国家試験に合格することで資格を得ることができます。

はり師は医師以外では、自らの判断で患者様の皮膚を突き破る権限を与えられている唯一の資格です。(看護師や臨床工学士は医師の指導の下でのみ、権限があります。)

保険の適用は神経痛、リウマチ、頸(けい)腕(わん)症候群、五十肩、腰痛及び頸椎捻挫後遺症等の6疾患に限られます。あらかじめ、医師の同意を得ることが必要です。

しかし、保険医療機関で同じ対象疾患の治療を受けている場合にははりきゅうの保険は適用できません。

次に、整骨院について。

この資格もはり師、きゅう師と同じように国家資格で、柔道整復師という資格です。

脱臼と骨折を整復する権限を与えられている資格で、保険は自らの判断で申請することができますが

、脱臼、骨折、打撲及び捻挫の場合に限られます。脱臼及び骨折は緊急の場合以外にはあらかじめ医師の同意を得ることが必要です。

次に、指圧、あん摩マッサージについて。

国家資格で、筋麻痺や関節拘縮等であって、医療上マッサージを必要とする症例についての施術を受けた時に保険の対象となります。

やはり、あらかじめ医師の同意書が必要になります。

マッサージと名前を冠した治療院を経営することができます。

◯◯マッサージ、てもみ等の名前で経営されている施設は国家資格を持っていないことが多いです。

資格はありませんので、この記事を読まれている皆様でも経営することができます。

技術はピンからキリまで様々です。

最後に整体について。

資格はありません。経営したい人は誰でも経営することができます。

◯◯流整体術というものを良く見ますが、数週間から数ヶ月の研修で流派免許の皆伝を得られるケースが多いようです。

当然、素晴らしい技術を持った先生もおられますが、技術がないまま経営されている先生もいます。

私も、何人か患者様が圧迫骨折等で入院させられてしまったためあまり良いイメージがありません。

万が一の場合に備えての患者様への補償もできませんし、徒手療法を受けたい場合には柔道整復師の先生や理学療法士の先生に診てもらって欲しいです。

施設によって、からだへの理解や基礎知識は大きく違います。また、事故を起こそうと思って治療している方はいませんが、患者様を守るための補償は必要最低限の企業努力です。

今日は良く聞かれる質問について掲載しました。

治療院選択の基準にしていただければと思います。

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