予防医学と生活習慣病 福岡|環寿堂からだの郷鍼灸院ブログ
ちょっと真面目な話です。
現在、日本で行われている保険診療、私たちが西洋医学と呼んでいる医療がありますが、その西洋医学に対して補完的に行われている医療のことを代替医療と呼びます。
相補・代替医療とも言い、complementary & alternative medicine,略してCAMと呼ばれる医療は、日本ではまだ、あまり市民権を得ていません。
CAMの種類にはいろいろあり、私がメインで扱っている鍼もCAMに当たりますし、サプリメントやスポーツドリンクなど、日本人には身近になってきた栄養療法もCAMに当てはまります。
日本で保険の範囲で扱えるCAMは漢方薬ですが、まだまだ理解が進んでいないのが現状です。
日本人の死因は1位ががん、2位が心疾患、3位が脳血管障害、4位が肺炎、5位が老衰ですが、老衰で亡くなる人はわずか4%前後です。
この1位から4位はもう数十年も死因の上位を占めており、現代医学では対応しきれていないという一面が伺えます。
1位のがんですが、死因のおよそ30%弱を占めています。
がんは以前、『遺伝病』と考えられていましたが、今では生活習慣病ということがわかっています。
いや、私の親はがんで亡くなった!そのまた祖父もがんだった!という方がいるかもしれません。
しかし、考えてみてください。
家族は同じような食生活を送り、同じような場所で同じような環境で生活していませんか?
活性酸素が遺伝子を傷つけてがんのリスクを高めるということがわかっている現代、遺伝も多少のリスクになりますが、それより生活習慣を改めましょう。
がんになってから治療すると完治は未だ難しいです。それならば、CAMを活用した生活をおくり、がんのリスクを減らしてみるのはいかがでしょうか?
CAMが市民権を得て国策としても研究が進められているアメリカやドイツはそれぞれ22%、25%で日本の29.5%を下回っています。
CAMは簡単に取り入れることができ、活用することで生活の質も上がります。
快適な一生を送るためにも活用されてくださいね。