正しいストレッチ2 福岡|環寿堂からだの郷鍼灸院ブログ
今日は正しいストレッチの続きです。
昨日の記事で、静的ストレッチと動的ストレッチがあることを書きましたが、静的ストレッチは運動後のクールダウンや障害予防に、動的ストレッチは運動前のウォーミングアップに向いています。また、運動中の怪我のリスクを下げる意味でも、動的ストレッチは意味を持っています。
これを間違えると、怪我、障害につながります。
例えば、運動前に静的ストレッチを行うと筋出力が低下します。自分が思っているより数%〜十数%のパワーダウンになります。
かつて、野球のピッチャーで肩が痛くなったから診てほしいと受診された患者さんがいました。
アスリートは最高のパフォーマンスを発揮する意識で行動します。自分が一番調子が良いときを覚えていますので少しでも力が落ちていたら、それを取り戻そうと無理に力を入れたり、フォームを崩したり、それが肩を痛めた原因だったのですが、良く話を聞いていると練習前に静的ストレッチを行っていたのです。
高校まではあまりケアについて考えずやってきたそうで、それが良かったのですが大学に入ってから身につけた知識が逆効果になっていた事例です。
練習前は動的ストレッチ、ケアやクールダウン、コンディショニングのときには静的ストレッチを選択するようにしてください。